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社会福祉科

甲子園球場にラッキーゾーンが出来て79年たちました

 

 社会福祉学を学ぶみなさん。こんにちは。5月26日の本日。今日からセパ交流戦ですね。その甲子園球場では新庄監督率いるファイターズと戦う某在阪球団。その球場にも記念日の今日です。が、それ以上に「立命館」が京都で広域性通信制高校をつくる-5月のある日の日経新聞の記事を読み衝撃がはしりました。しかも京都市内でその拠点をおくというではありませんか・・・

 さて、障害福祉の現場で日々奮闘されている入職年数若いの皆様、はたまた春から福祉教育の最前線へ飛び立とうとしている大学4年生の皆様、そして、子どもたちのサードプレイスとしてフリースクールを運営し、情熱を注いで日々最前線で頑張っておられる皆様、今日は皆様と共有したいことがあり、ここに記事をはじめましたが・・・日々の支援や実践のなかで、子どもたちや若者の「学びのつまずき」や、それに伴う「不登校」という現実に出会う機会も多いのではないでしょうか。ですから、それどろこではないって・・・厳しいお言葉は横においてくださいね。
 ときに一昔前まで、「不登校」といえば、どこか暗く、社会の決められたレールからドロップアウトしてしまったかのような、非常にネガティブなイメージで語られがちでした。学校に行けないことは直ちに対処すべき「問題」であり、本人の適性を問わず、なんとかして元の教室に戻すことこそが支援の絶対的なゴールとされていた時代がありました。
 しかし、冒頭のニュースにも象徴されるように、皆さんがこれから本格的に活躍する今の時代は、大きく、そして劇的に変わりつつあります。もはや不登校は「暗い挫折」などではなく、自分に合った新しい学びの選択肢を選ぶための「前向きなステップ」として捉え直される社会へと、確かな変貌を遂げているのです。

 このパラダイムシフトを急速に前進させる大きな契機となったのは、間違いなくコロナ禍がもたらしたオンライン教育への強力なトレンドシフトです。図らずもパンデミックを通じて、私たちは「毎日決まった時間に、同じ教室という空間に集まらなくても、学びは十分に継続できるし、むしろオンラインの方が輝く才能もある」という事実を、社会全体で共有することになりました。
 そして、この多様な学びのあり方を法的に強く後押ししているのが「教育機会確保法」の存在です。学校以外の場での多様な学習活動の重要性を国が正式に認めたこの法律により、フリースクールや通信制といった多様な学びの場が、ついに国のお墨付きを得ました。これは、学校という枠組みの中で苦しむ子どもたちを誰よりも早く受け入れ、偏見に晒されながらも手探りで居場所を創り続けてこられたフリースクール運営者の皆様のこれまでの奮闘が、社会的な「当たり前のインフラ」として結実した証と言っても過言ではありません。
 現在、その新しい学びの受け皿は、私たちの想像を超える驚くべきスピードで進化し、広がりを見せています。皆さんもよくご存知の、ドワンゴが設立した通信制「N高等学校」は、多様な生徒のニーズを吸収し、現在も右肩上がりで堅調な成長を続けています。さらにワクワクするような明るいニュースとして、今春、ドワンゴと日本財団がタッグを組んで設立した完全オンライン大学「ZEN大学」が開学し、なんと3380人もの新入生を迎え入れました。オンラインで高度な学問を探求できる場が、これほどの規模で誕生したのです。
 この革新の波は、既存の伝統的な教育機関にも波及しています。冒頭で触れた通り、あの立命館が、2028年度に向けて「探究」を主たる目的とする新しい通信制高等学校を開設する予定を明らかにしました。もはや通信制や多様な学びの場は、全日制の代替手段という日陰の存在ではありません。皆様が草の根で実践してきた「個性を磨くための積極的な選択肢」が、堂々と教育のメインストリームに躍り出たのです。
 これからの「AI時代の教育とは何か」を真剣に考えたとき、この流れは必然です。単純な暗記や画一的な処理能力は、すでにAIが人間を凌駕しています。これからの時代に本当に求められるのは、正解のない問いに立ち向かう「探究心」や、「自分らしい学び方や生き方」をデザインする力です。決まった枠に収まることを苦痛に感じていたユニークな個性を持つ子どもたちこそが、実はAI時代を力強く切り拓くイノベーターになる無限の可能性を秘めています。
こうした教育環境の劇的な進化は、私たち障害福祉に携わる者、そして新しい学びの場を自らの手で切り拓いてきたフリースクール関係者の皆様にとって、希望に満ちたこの上なく明るい光です。

 私たちが向き合う方々の中には、発達の特性や感覚の過敏さなどから、従来の画一的な学校システムの中で強い息苦しさを感じてきた人たちがたくさんいます。しかし、安心してください。時代とテクノロジーが、ついに彼らの特性、そして皆様の実践に追いついてきました。彼らが持つ「他の人とは違う」というユニークさは、多様なプラットフォームが整った今の社会において、間違いなく大きな強みに変わります。

 次世代の福祉と教育を担う皆様、そして多様な学びを支える皆様にぜひお願いしたいのは、出会う子どもたちや若者の未来を、圧倒的に「明るく希望に満ちたもの」として真っすぐに信じることです。福祉教育現場のワーカーが彼ら・彼女らの特性を見立てて生活を伴走し、フリースクールが温かい居場所と独自のアプローチでその才能を引き出す。そんな強力なタッグが、これからの時代を創ります。

 私たちの役割は、彼らを古い枠組みに無理やり適応させることではありません。一人ひとりの特性にピタリと合った学びの場や生き方を共に探し、その背中を力強く、笑顔で押してあげることです。AIが進化し、教育が多様化する社会は、どんな特性を持った人にとっても「自分らしく輝けるチャンス」に溢れています。皆様と共に、このワクワクするような未来の伴走者となれることを、心から頼もしく思い、楽しみにしています。

1 日経新聞 5月14日記事 『立命館が広域通信制高校開設へ 探究重視、デジタル時代の教育を構想』
2 日本財団公式HP 4月11日記事 『ZEN大学が開学、第一期生3,380名が入学』

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